仕手株とは仕手筋によって株価を操作され、株価の急騰や急落が起こる株のことです。どれが仕手株なのか見極めれれば急騰株を掴むことができ、急落株を避けることができます。

仕手株としてのソウトバンクとジャパンディスプレイ7832

仕手株なのかどうかというのは、単一の条件では中か判断できないというのが現状です。たとえば、ソウトバンクは、かつては仕手株銘柄とも呼ばれていました。ITバブルでは、ソウトバンクはまだ新興企業という位置づけであったこともあって、株価の変動は大きかったのです。現在のところは通信会社大手の一角となっていますから、かつてのような仕手株としての変動はあまり見られなくなったと言ってよいでしょう。これは企業が大きく成長したからだと考えられます。

というのも、仕手株として用いられる銘柄は、どちらかといえば流動性の低いものが好まれるからです。出来高が小さいものが好まれる傾向がありますから、ソウトバンクくらいの巨大企業は向いていないと考えられます。ただ、最近でも大きな変動を見せることがあるのは、日経平均採用銘柄だからだと考えられます。日経平均構成銘柄の中でもソウトバンクは値嵩株と呼ばれ、寄与度が高いですから、先物のトレーダーの間では需要な銘柄の一つ認識されているのです。

ジャパンディスプレイ7832は東芝、日立、ソニーの液晶事業を統合して作られた会社です。官製ファンドの傘下の企業となっています。大手が液晶事業を切り果たして作られた会社ですから、ジャパンディスプレイ7832は日本の液晶業界に残る唯一の大企業だと考えることもできます。今後の経営がうまく行けば成長を期待することもできますが、ジャパンディスプレイ7832は、もともと不採算事業である液晶事業の切り離しのために作られた会社だとも言えるでしょう。そのために、現状維持では成長は期待できないというデメリットがあります。投資をするのならハイリスクであることは把握しておく必要があるでしょう。